三宅 美里
高松市/香川県立高等技術学校 デザイン科
誰もが参加できる文化芸術の祭典「かがわ文化芸術祭2022」では、「かがわアーツ新創造~パンデミックをこえて~」というテーマのもと、県内一円で開催することとしており、その主催公演として、2020年にベートーヴェンの生誕250年を記念して計画し、パンデミックによって中止となった第九公演を開催いたします。
一線で活躍する、香川県出身の指揮者と豪華ソリスト陣を迎え、管弦楽は高松交響楽団を中心に、合唱は香川第九合唱団を中心に広く参加を募り、「かがわ第九」の伝統を繋ぎます。
三宅 美里
高松市/香川県立高等技術学校 デザイン科
岩田 蒼史
丸亀市/丸亀市立南中学校
平井 彩香
高松市/香川県立高等技術学校
福家 未来
丸亀市/大手前丸亀中学校
眞鍋 詩乃
高松市/一般
遠藤 康太
高松市/木太北部小学校
筒井 小雪
三豊市/三豊中学校
中村 彩乃
丸亀市/丸亀市立南中学校
道下 葵依
丸亀市/丸亀市立岡田小学校
2020年にベートーヴェンの生誕250年を記念して計画し、パンデミックによって中止された第九公演を、一線で活躍する香川県出身の指揮者やソリストを迎え、管弦楽は高松交響楽団を中心に、合唱は香川第九合唱団に加えて中高生からも参加を募り、オール香川で開催するものです。
2022.12.18(日)
現代の邦人作曲家による、管弦楽器、打楽器、ピアノ、声楽、邦楽の楽曲を演奏し、絵画、写真、書道、生け花などのジャンルとコラボレーションする舞台公演。
令和2年度に香川県文化芸術新人賞を受賞したフルート奏者 若狭知恵氏がソリストを務めるステージのほか、デジタル媒体などと組み合わせた即興表現など、多彩な舞台を展開しました。
主催行事
「かがわアート塾」
文化芸術を楽しむための講座として、今年の参加公演・行事の中から、かがわ文化芸術祭実行委員会が2つの活動を選定し、実際に観覧するフィールドワークの参加者を募集しました。後日、動画を公開します。
主催行事
「アートコンポ香川ワークショップ」
三木の郷に見たこともない獅子が現れた!
~自然の中で見つけたものを使ってゆかいな獅子を作ろう~
誰もが気軽に参加できる文化芸術の祭典「かがわ文化芸術祭2022」では、県内一円での文化芸術活動の活性化とアートを通じた地域づくりを目指す「かがわアートキャラバン」として、アートコンポ香川ワークショップを開催しました。
奈良時代に中国から伝わったとされ、天災や疫病よけの祈りも込められている獅子を、葉っぱやドングリなど身近な材料を用いて制作し、後日、展覧会を開催しました。
2022.09.18(日)
2022年も、かがわ文化芸術祭の期間にあわせて、次の県主催事業等を開催します。
県立ミュージアム特別展
「風景が物語る瀬戸内の力 ―自然・歴史・人の共鳴―」
自然が創り出す風景、海と人の営みから生まれるくらしの風景、理想化された風景など、いにしえより瀬戸内の姿はさまざまに描かれてきました。 本展では、中世から現代までの瀬戸内にまつわる多様な作品をご紹介します。歴史、民俗、美術、自然科学などの多面的な視点からひも解き、瀬戸内の力の再発見とその可能性を考えます。
2022.09.23(金・祝)~11.06(日)
東山魁夷せとうち美術館
秋の特別展
「日本画の粋 ―新見美術館コレクション選」
岡山県北西部に位置し、自然豊かな新見市には、1,200点の美術作品を収蔵する新見美術館があります。 本展では、瀬戸内地域の交流促進と活性化を図ることを目的に結ばれた、せとうち美術館ネットワークにともに加盟することから、同館の協力を得て、選りすぐりの日本画コレクションを紹介します。
2022.09.17(土)~11.06(日)
香川県県民ホール文化事業
「かがわ郷土芸能フェスタ2022」
圏域の歴史と風土から生まれた郷土芸能を継承するとともに、郷土芸能の保存・振興を図り、地域文化の交流を促進するために、児童・生徒や県内団体に発表の舞台を提供します。
2022.11.19(日)
第39回香川県高等学校総合文化祭
香川県高等学校文化連盟に加盟する県内の高校生が、日頃の文化活動の成果発表、競演・競技を通じて、創造活動の向上を図るとともに高校生間の相互交流を深めます。
第18回香川県小・中学校総合文化祭
県内の児童・生徒の表現力を培い、情操を高めるとともに、創造力を育てることを目的として、日常の学校教育活動を広く県民に発表します。
橋本 一仁
秋から初冬にかけて香川県内一円を舞台として、多彩なア-ツ表現が行われる恒例の「かがわ文化芸術祭2022」が、9月1日、いよいよ開幕します。昭和33年(1958年)にはじまった「香川県芸術祭」を前身とし、本年は64回目の開催となります。
2020年以来、全世界で新型コロナ感染症が拡大し、日本も現在「第7波」の只中にあり、私たちの生活全般への影響が様々に続いているところです。また本年3月には、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻がはじまり、人間の暴力と破壊がもたらす悲惨な光景が、日々世界中に届けられています。このような国内外の危機的状況の中で、私たちは、文化芸術活動は何をなしうるのかという問いに何度も直面してきました。
コロナ感染症の拡大の中で、文化芸術活動に関わる表現者も鑑賞者も仲介者も様々に、この問いに対して模索してきたところです。もちろんこの問いは、正解があるようなものではないと思いますが、それでも改めてわかったことは、「文化芸術活動は人間の日々の営みにとって重要なものだ」ということです。コロナ禍において「文化芸術活動は不要不急か」との議論が繰り返されたところですが、多様なア-ツ表現を体験する中で生まれる自己認識や他者への関心・共感は、時に孤立しがちな私たちが豊かに他者とつながる強力な手段となることを再確認した日々でもありました。
ウクライナの町や村が壊滅的に破壊された映像が届いてきました。そんな中に破壊された建物に囲まれてコンサ-トが開かれた映像が映し出されました。人間の暴力性や破壊性に取り囲まれながら、静かに黙々と演奏するその姿に、不合理な力に決して屈しないという人間の尊厳さを熱く感じ、その映像に見入ってしまいました。ア-ツ表現の底力を心震えながら感じていました。
「かがわ文化芸術祭2022」の総合テ-マは「かがわア-ツ新創造~パンデミックをこえて~」です。コロナ感染症パンデミックを体験した(している)私たちが、パンデミックの向う側にどのような世界を希求するのかを多彩なア-ツ表現で描いてみよう、またそれをともに鑑賞してみようとの思いをこめて設定したものです。
本年も、主催公演・行事、参加公演・行事、特別共催事業と魅力的なプログラムが出来上がりました。各公演・行事を企画・運営してくださる皆様に感謝申し上げます。また期間中それぞれの公演・行事の鑑賞にお出かけくださる鑑賞者の皆様に御礼申し上げます。それぞれに豊かな出会いの時間となりますよう心より願っております。