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東山魁夷作品の深奥に流れるメルヘンの世界を紹介します。生まれ育った横浜、神戸の異国情緒あふれる風土や、少年時代の文学との親しみ、若き欧州留学に得た異文化経験から育まれた感覚は、時として作品の深奥にメルヘンの様相をもたらします。青年の頃に描いた絵本雑誌の挿絵や70歳を前に自らの言葉と絵で綴る詩画集『コンコルド広場の椅子』などから、絵の中に映る魁夷の優しさと美の世界を紹介します。